酢酸洗浄合液に含まれるCd除去方法の検討

研究者氏名任 恵峰 ら
所属東京海洋大学 海洋科学部 海洋環境学科
出展属性アグリビジネス創出フェア2011 2011年11月30日(水)~12月2日(金)
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【目的】 本研究ではホタテガイ加工廃棄物を弱酸水溶液で洗浄する際に、生じた弱酸洗浄合液に含まれるCdをキレート繊維で除去する方法を検討した。
【方法】 (1)確立した条件でホタテガイ軟体廃棄物を2%酢酸水溶液で洗浄し、生じた洗浄合液を試料とした。(2)洗浄合液にキレート繊維を0.5~4%加え、2又は5時間攪拌し、Cdを取り除くためのキレート繊維添加量および処理時間を検討した。(3)使用済キレート繊維の再生にはまず20倍2MHClで処理し、続いて40倍水で3回処理し、再生済キレート繊維として使用した。
【結果】 (1)洗浄合液の窒素量は0.48%であったが、キレート繊維で処理したところ、ほとんど損失しなかった。(2)洗浄合液に含まれるCd濃度は1.77mg/kgであったが、0.5~4%キレート繊維で5時間処理した場合、Cdが93%以上除去され、Cd ppm/N1%が0.27ppm以下であった。2時間処理した場合、Cdが90%以上除去され、0.5%キレート繊維の場合を除き、Cd ppm/N1%が0.35ppm以下であった。(3)キレート繊維の使用回数を検討したところ、1%キレート繊維および2時間の処理条件で、約18回使用できることがわかった。今後高濃度Cdを含む最終廃液からCdの分離方法を合わせて、ホタテガイ加工廃棄物の全体の処理コストを抑える条件を更に追究する予定である。

 

酢酸洗浄合液に含まれるCd除去方法の検討

酢酸洗浄合液に含まれるCd除去方法の検討

 

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