氏名

小池雅和 

読み

KOIKE,Masakazu

役職

准教授

TEL・FAX

03-5245-7422

E−mail

mkoike0_at_kaiyodai.ac.jp
*研究者への技術相談等は、「海の相談室」をご利用ください。

ホームページ

http://masakazukoike.site44.com/indexjp.html

所属部門

海洋電子機械工学部門

担当科目

情報制御工学(後期:大学院)
電子機械工学入門(前期1/15:学部1年生)
電子機械工学実習(前期・後期:学部2年生)
電子機械工学実験(前期・後期:学部3年生)

キーワード

振動抑制制御、非線形量子化器、on-off制御、空圧式除振台、区間解析、最適化問題、発電計画問題

研究テーマ・活動内容

【最近の研究テーマ】
1.深海探査機の運動モデルと制御
2.三角翼型風力発電機における最適翼角パターンの解析
3.パラレルリンクを用いた水圧シリンダの位置決め制御
4.空圧式除振台の振動抑制制御
5.流体振動を用いた水面搬送手法の開発
6.区間解析を利用した火力発電機の最適な発電計画

SDGsと関係する研究テーマ

SDGグローバル指標「7: エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のターゲット7.1「2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。」に関する研究活動を行っています.具体的には,太陽光発電や蓄電池が大量導入された世の中を想定し,蓄電池や従来の火力機などの運用計画問題を考えております.火力機は直ぐには稼働することができず,予め暖機運転が必要なため,前日に需給を予測し,それを賄うことができるように発電計画を立てています.しかしながら,太陽光発電などの再生可能エネルギーがエネルギーシステムに入ってくると太陽光発電を含めた需給を予測することが難しくなります.そのため,当日の需給バランスを維持するためには,不確かさを考慮した予測をする必要があります.その一つの方法として,信頼区間(幅のある軌道)という形で,予測を扱うことを考えています.予測が信頼区間で与えられたときに,蓄電池の最適な充放電電力計画,火力機の最適な発電計画を幅で求める手法を研究しています.

研究と関係するSDGs項目

自己アピール

2015年4月より海洋電子機械工学部門の助教として着任いたしました.私の専門分野は制御理論です.ただし,理論バリバリの数学中心の研究だけをしているのではなく,あくまで,実社会に即した問題を扱っております.今までに大きく二つのテーマを柱として研究してきました.一つ目は「離散値入力を用いた振動抑制問題」です.離散値入力というのは,限られた値しか出力することのできない陳腐なアクチュエータを用いたときに発生する入力です.このような限定された入力を用いて高速かつ高精密な振動抑制を実現する手法を提案してきました.この技術は船舶に常に付きまとう波に起因する振動の抑制にも利用できると考えております.この技術をベースとして,振動を意のままに操る制御技術の確立を目指しております.二つ目は「電力発電計画問題」です.将来,日本では太陽光発電設備と蓄電池が大量導入されることが期待されております.しかし,太陽光発電の不確かさが効率的なエネルギー資源の利用の障害になっています.そこで,この不確かさを区間値として表現し,区間解析を利用することで,不確かさを考慮しつつ従来の火力発電機が賄わなければならない,最適な発電量を計画しています.これらの二つの研究を土台とし社会に貢献できるように努力していく所存です.どうぞよろしくお願いいたします.

技術相談対応分野

空圧式除振台
振動抑制
on-off駆動による制御系設計
区間予測を利用した最適化問題

共同研究の希望課題

科研費等研究テーマ

2016年04月~2017年03月 公益財団法人JKA,競輪&オートレスの補助事業平成28年度研究補助,アクティブ振動技術向上に向けた研究

2016年04月~2019年03月 日本学術振興会,科学研究費補助金(若手B),流体振動制御を用いた水面搬送手法の開発

2018年02月~2020年02月 公益財団法人油空圧機器技術振興財団,空圧式除振台における単一サーボ弁の擬似複数サーボ弁化への基礎研究

講演テーマ

特記事項


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