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研究者DB更新状況

東京海洋大学研究者DBの更新情報(過去60日間)です。
 團重樹(2024-12-20)

氏名

小暮修三 

読み

KOGURE,Shuzo

役職

教授

TEL・FAX

03-5463-0648

E−mail

skogure◎kaiyodai.ac.jp ◎を@に変えて下さい。
*研究者への技術相談等は、「海の相談室」をご利用ください。

ホームページ

https://researchmap.jp/skogure/

所属部門

海洋政策文化学部門

担当科目

【学部】多文化環境論, メディア文化論, 海洋政策文化入門, 海洋政策文化セミナー, 水産調査, Basic English, Practical English, Effective English
【大学院(博士前期)】多文化社会論, 国際海洋管理政策論
【大学院(博士後期)】環境文学論批評特論

キーワード

海女文化, 文化的多様性, 地域活性化, 観光, メディア

研究テーマ・活動内容

●海女という存在を軸に、地域共同体において、
①人・物・金を循環させるという経済的な課題(地域経済の活性化)
②伝統文化を継承するという文化的な課題(海女文化の継承)
③自然環境を守るというエコロジー的な課題(海洋環境の保全)
この3点の有機的な結びつきについて、研究を行っています。これは、大局的には、現状のような短時間的に行使されるグローバルな社会システムから、その根本たるべき地域共同性と自然環境の世代間継承を長時間的に結びつけ得るグローカルな社会システムへの転換、すなわち、人と人、人と自然(海)の望むべき関係性を模索する研究です。

SDGsと関係する研究テーマ

●SDGsのKeyコンセプトの一つには、「統合性」、すなわち、環境・社会・経済の三分野の全てにおける関連課題との相互関連性・相乗効果を重視しつつ、統合的解決の視点を持って取り組むことが求められています。その17ゴールのうち、海女文化およびその文化継承活動は、上記、環境(14)・社会(11)・経済(8, 12)の三分野の全ての目標と合致しています。
 更に、SDGsのもう一つのKeyキーコンセプトである「参画性」では、自らが当事者として持続可能な社会の実現に向けて主体的に参加し、あらゆるステークホルダーの参画を重視し、全員参加型で取り組むことが求められています。
 そして、海女文化およびその文化継承活動は、結果として、目標17「さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励推進する」ことに結びつくことになります。

研究と関係するSDGs項目

自己アピール

技術相談対応分野

共同研究の希望課題

科研費等研究テーマ

●2020年4月-2023年3月
「地方活性化における海女の役割―社会共通資本の地域力」
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)

講演テーマ

●小暮修三「海は”みんな”のものー海女文化から学ぶこと」
第6回 しあわせのセブントーク
2020年2月22日 鳥羽市健康福祉課生活支援係
●小暮修三「昭和の銀幕に映る〈海女〉」
2017年10月 海女サミット2017 in 鳥羽
●小暮修三「海洋環境と地域共同体の共生的関係―舳倉島(海士町)の〈海士文化〉の事例から」
2016年5月 Korea-Japan HAENYEO (Women Fishing Divers) Forum, The 7th World Fisheries Congress, Social Program.
●小暮修三「観光〈海女〉の系譜―海女の文化遺産化を巡る社会学的アプローチ」
2014年10月 第3回日本海洋人間学会
●小暮修三「戦前絵葉書に写る海女のイメージ」
2014年3月 海女文化シンポジウム―海女は輝かしい未来をつくる

特記事項


氏名

小暮修三 

読み

KOGURE,Shuzo

役職

教授

所属部門

海洋政策文化学部門

学歴

●2006. 2. Doctor Program, Social Foundations, Department of Educational Leadership and Policy, Graduate School of Education, State University of New York at Buffalo 修了
●2002. 9. Master Program, General Education, Department of Educational Leadership and Policy, Graduate School of Education, State University of New York at Buffalo 修了
●1993. 3. 早稲田大学商学部卒業
●1986. 3. 東京都立富士高等学校卒業

経歴

学位

●2006. 2. Doctor of Philosophy (Ph. D.), Social Foundations, State University of New York at Buffalo
●2002. 9. Master of Education (Ed. M.), General Education, State University of New York at Buffalo

学位論文

●2005. 12. Othering around Technology: Techno-Orientalism, Techno-Nationalism, and Identity Formation of Japanese College Students in the United States (UMI No. 3203922)

所属学会と役職など

●関東社会学会 会員
●海洋人間学会 会員
●日本民俗学会 会員
●日本映画学会 理事

社会活動

●全国大学高専教職員組合 教員部部長
●文部科学省共済組合運営審議会 委員

受賞歴等


氏名

小暮修三 

読み

KOGURE,Shuzo

役職

教授

所属部門

海洋政策文化学部門

主要論文

【学術論文】
●小暮修三「見世物としての海女―博覧会における「海女館」の機能」『東京海洋大学研究報告』第18号、2022年、20-37頁。
https://oacis.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=2286&file_id=22&file_no=1
●小暮修三「戦後昭和期(昭和20年代~40年代)の銀幕に映る〈海女〉―古典主義から「エログロ」、そして「ピンク」まで」『東京海洋大学研究報告』第14号、2018年、23-37頁。
https://oacis.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=1520&file_id=22&file_no=1
●小暮修三「日活ロマンポルノに映る〈海女〉―郷愁を伴った野性のエロティシズム」『映画研究』11号、2016年、40-56頁。
http://jscs.h.kyoto-u.ac.jp/eigakenkyu-2016.pdf
●小暮修三「海洋環境と地域共同体の共生的関係―舳倉島(海士町)の〈海士文化〉の事例から」『한・일 해녀포럼(韓・日 海女フォーラム)』、2016年、6-10頁(韓訳:11-15頁)。
●小暮修三「文化映画における海女の〈健康美〉と〈野性味〉―『和具の海女』に映る民族/俗学的眼差し」『映画研究』10号、2015年、28-43頁。
http://jscs.h.kyoto-u.ac.jp/eigakenkyu-2015.pdf
●小暮修三「漁村文化と地域活性化―舳倉島の海女文化」『沿岸域学会誌』第28巻第2号、2015年、20-29頁。
http://www.jaczs.com/03-journal/gakkaishi/gakkaishi/ga28_2.pdf
●小暮修三「海女の観光商品化を巡る諸問題―千葉県御宿における〈観光海女〉の事例から」『海洋人間学雑誌』第3巻特別号、2015年、25-35頁。
http://www.jsmta.jp/jsmta/wp-content/uploads/2015/03/jpn_j_marit_activity_vol3_suppl.pdf
●小暮修三「甦る戦前の〈海女〉:絵葉書に写る〈眼差し〉の社会的変遷」『東京海洋大学研究報告』第10号、2014年、6-19頁。
http://oacis.lib.kaiyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/1361
●小暮修三「海女の表象―『ナショナル・ジオグラフィック』に見るオリエンタリズムと観光海女の相互関係」『日本研究』第39集、2009年、119-139頁。
http://shikon.nichibun.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/1600/1/IN3905.pdf
●Kogure, Shuzo and Yoshiko Nozaki. "Techno-Orientalism and the Images of Japan in National Geographic," Comparative Minds, Critical Visions, Vol. 3, 2009, pp. 23-27.
http://gse.buffalo.edu/org/ccgse/wpapers.html
●Kogure, Shuzo. "Cultural and Socio-Economic Dis/Advantages in the US Educational Environment: School-Related Experiences of Japanese High School Students in the United States"『カルチュール』第3巻、第1号、2009年、171-186頁。
●Kogure, Shuzo. "Identity Construction of Japanese International Students in the US Racial/Ethnic Environment"『比較文化研究』第83号、2008年、97-106頁。

【発表論文】
●小暮修三「海女とSDGs(持続可能な開発目標)―海を守り、地域を守り、食を守る海女の生活文化」『食品と容器』61(6)、2020年、345-351頁。
●小暮修三「国立大学のモダン・タイムス―管理技術への教育研究活動の包摂とコミュニケーションの破壊」『情況』12-1月号、2015年、127-145頁。
●小暮修三「フリーター「問題」再考―彼/女らの増加は「誰にとって/何が」問題なのか?」『協同の發見』第173号、2006年、45-57頁。
●小暮修三「アカデミズムの「階級不在」を超えて」『インパクション』第153号、2006年、63-73頁。
●小暮修三「フリーター・ニートの教育的背景―教育システムの諸機能とフリーター・ニートの創出」『協同の發見』第151号、2005年、27-36頁。
http://jicr.roukyou.gr.jp/old/hakken/2005/151/151-freeter_2.pdf

【翻訳】
●マルディアナ A. バカー、野崎与志子、アラン・ルーク「シンガポールにおける近年の教育改革―教育の政策と実践のための新たな観点に向けて」小暮修三・野崎与志子 共訳『教育社会学研究』第78号、2006年、27-36頁。

【書評・その他】
●小暮修三「海女の生業―働くことの意味や実感を取り戻すためのヒント」(書評:塚本明『鳥羽・志摩の海女―素潜り漁の歴史と現在』吉川弘文館)『週刊 読書人』2019年10月11日号、3頁。
https://dokushojin.com/article.html?i=6044
●小暮修三「脱国体論―菊の廃止と星条旗からの独立」(書評:白井聡『国体論―菊と星条旗』集英社)『週刊 読書人』2018年6月15日号、4頁。
https://dokushojin.com/article.html?i=3473
●小暮修三「海女という生き方―人と人、人々と自然の共生を志向する、共同性に基づく文化的実践」(書評:アン・ミジョン『済州島 海女(チャムス)の民族誌―「海畑」という生活世界』アルファベータブックス)『週刊 読書人』2018年1月26日号、4頁。
http://dokushojin.com/article.html?i=2794
●小暮修三「当然視された〈風景〉に宿る〈暴力〉―他者を包摂しない社会への警世」(書評:武田徹『暴力的風景論』新潮社)『週刊 読書人』2014年7月18日号、4頁。
●小暮修三「来たるべき『公共メディア』は、誰が為に鐘を鳴らすのか?」(書評:山田健太『3・11とメディア―徹底検証 新聞・テレビ・WEBは何をどう伝えたか』トランスビュー)『週刊 読書人』2013年4月12日号、4頁。
●小暮修三「国家アイデンティティ(再)構築への疑念―〈アメリカ〉文化を研究する意味とは?」(書評:ニール・キャンベル/アラスディア・キーン編『アメリカン・カルチュラル・スタディーズ』萌書房)『週刊 読書人』2012年11月30日号、3頁。
●小暮修三「〈冷戦〉構造による文化的後遺症―〈占領される眼〉に映った欲望の行方」(書評:土屋由香・吉見俊哉編『占領する眼・占領する声―CIE/USIS映画とVOAラジオ』東京大学出版会)『週刊 読書人』2012年10月5日号、4頁。
●小暮修三「倫理的な〈正論〉では動かされない不実な〈現実〉」(書評:高橋哲哉『犠牲のシステム―福島・沖縄』集英社)『週刊 読書人』2012年3月16日号、4頁。
●小暮修三「国家に囚われた集団の例外的排除と日常的規範化」(書評:青木理・梓澤和幸・河崎健一郎編『国家と情報―警視庁公安部「イスラム捜査」流出資料を読む』現代書館)『週刊 読書人』2011年11月25日号、4頁。
●小暮修三「顕在化され得なかった立論の可能性―「焦土」からの再生に向けて」(書評:福間良明『焦土の記憶―沖縄・広島・長崎に映る戦後』新曜社)『週刊 読書人』2011年9月23日号、4頁。
●小暮修三「到来する沖縄の〈呼びかけ〉をどう〈聞く〉ことが出来るのか?」(書評:新城郁夫『沖縄を聞く』みすず書房)『週刊 読書人』2011年2月18日号、4頁。
●小暮修三「甦る〈海女〉」『出版ニュース』2010年12月上旬号、38頁。
●小暮修三「〈境界線〉による〈他者〉の創造と〈国民〉の(再)構築を巡る攻防」『週刊 読書人』2010年12月24日号、8頁。
●小暮修三「論潮:越境的な場における悪役への〈寛容〉―〈日本〉という虚構の延命作業を巡って」『週刊 読書人』2010年12月3日号、4頁。
●小暮修三「論潮:巷に蔓延る〈無縁社会〉の罠―保守反動化する〈絆〉をめぐって」『週刊 読書人』2010年11月5日号、4頁。
●小暮修三「論潮:『散文的なるもの』から『詩的なるもの』へ―『高度必需品宣言』をめぐって」『週刊 読書人』2010年10月1日号、4頁。
●小暮修三「論潮:〈骨〉は語ることができるか―言語論的転回以降の〈歴史〉認識」『週刊 読書人』2010年9月3日号、4頁。
●小暮修三「論潮:沖縄に渦巻く差別感と透明な責任の主体」『週刊 読書人』2010年8月6日号、4頁。
●小暮修三「論潮:現代のディオゲネスたちへ―ベーシック・インカム論の問題を巡って」『週刊 読書人』2010年7月2日号、4頁。
●小暮修三「論潮:〈情念〉の政治と〈ふれあい〉の実践―〈沖縄〉と連帯する反安保闘争をめぐって」『週刊 読書人』2010年6月4日号、4頁。
●小暮修三「論潮:教育制度における/による不平等、格差、そして貧困―『子ども手当』と『高校無償化』をめぐる幻想と現実」『週刊 読書人』2010年5月7日号、4頁。
●小暮修三「論潮:〈外国人〉という名の下の「例外状態」をめぐる攻防」『週刊 読書人』2010年4月9日号、4頁。
●小暮修三「論潮:〈外国人〉参政権をめぐる攻防―〈帝国責任〉への応答と〈共生〉思想の再創出に向けて」『週刊 読書人』2010年3月12日号、4頁。
●小暮修三「論潮:新しい〈安保闘争〉構築の可能性―〈絶望〉という名の〈現実〉からの実践的行動」『週刊 読書人』2010年2月12日号、4頁。
●小暮修三「論潮:公平な資源分配と帝国責任―国家主義的言説に囚われぬ〈共同性〉への試み」『週刊 読書人』2010年1月8日号、4頁。

著書

【単著】
●小暮修三『アメリカ雑誌に映る〈日本人〉-オリエンタリズムへのメディア論的接近』青弓社、2008年。
http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-3292-2
●Kogure, Shuzo. Othering in the Technological Environment: Techno-Orientalism, Techno-Nationalism, and Identity Formation of Japanese College Students in the United States. Tokyo: Tokyo-Kyogakusha, 2008.

【共著】
●野崎与志子、小暮修三「海外子女―子供と学校と教育のグローバリゼーション」『シリーズ・子ども社会 第3巻 子どもと学校』武内清編、学文社、2010年、119-136頁。
http://www.gakubunsha.com/cgi-local/search.cgi?id=book&isbn=978-4-7620-2019-3
●小暮修三「独身男の肖像」『家族と格差の戦後史-一九六〇年代日本のリアリティ』橋本健二編、青弓社、2010年、147-177頁。
http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-3308-0

【翻訳書】
●マイケル・W・アップル『オフィシャル・ノレッジ批判―保守復権の時代における民主主義教育』野崎与志子・井口博充・小暮修三・池田寛訳、東信堂、2007年。
http://www.toshindo-pub.com/category/education/syousai2007.html#official

【資料集】
●小暮修三編『海女パンフレット集』東京海洋大学附属図書館、2014年。
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=TB10066214&key=B143558265116015&start=1&srmode=0
●小暮修三編『海女絵葉書集(v.1: 戦前篇)』東京海洋大学附属図書館、2013年。
●小暮修三編『海女絵葉書集(v.2: 戦後篇)』東京海洋大学附属図書館、2013年。
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=TB10059336&key=B143558265116015&start=1&srmode=0


氏名

小暮修三 

読み

KOGURE,Shuzo

役職

教授

所属部門

海洋政策文化学部門

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