東京海洋大学では、社会変革や地域課題の解決に貢献する大学のミッションをよりよく果たすために、本学の知財・研究成果等を事業化することを主たる目的として起業された企業を、東京海洋大学発ベンチャーとして認定する制度を、2023年9月に創設しました。認定されると「東京海洋大学発ベンチャー」の称号が与えられ、大学から各種の支援策を受けることができます。 本学では、研究成果等を社会実装していくための一つの形として、大学発ベンチャーの認定を積極的に推進していきます。
海の研究戦略マネジメント機構では、学内研究者に対する起業支援活動のほか、学外からの本学研究成果を利用した起業のご相談を受け付けています。こうした起業プロジェクトの支援、起業支援制度の利用提案等を行うことを通して、本学研究成果の社会実装のための支援活動を行っています。
令和6年度の東京海洋大学発ベンチャー
株式会社新交通システム研究所
株式会社新交通システム研究所は、東京海洋大学が開発した船舶技術とノウハウを活用することで、水上交通におけるゼロエミッションの実現を目指して、2021年4月に事業を開始しました。電池推進船や水素燃料電池船の心臓部となる電池推進システム、エネルギーストレージシステム、操船システム、船陸間通信システム、エネルギーマネジメントシステム等の設計、製造を行うほか、これらの技術に関するコンサルティングや技術開発を行っています。
- URL: https://zem.tokyo/
- お問い合わせ先: 株式会社新交通システム研究所 大出 剛 E-mail: oode@zem.tokyo
合同会社海と緑の技術研究舎
合同会社海と緑の技術研究舎は、漁船の燃費の「見える化」に着目し、「漁船の燃費を削減するための省エネ行動を促すアプリ」の開発を行っています。東京海洋大学の研究成果を実装した「過度に機器に依存しない」システムを構築することで、顧客の資本投資を最小限に抑え、操船者の負担にならず、省エネ効果を実感できるサービスの提供を目指します。
- URL: https://m-sat.co.jp/
- お問い合わせ先: 合同会社海と緑の技術研究舎 平賀和徳 E-mail: k.hiraga@m-sat.co.jp / info@m-sat.co.jp
株式会社さかなドリーム
株式会社さかなドリームは、東京海洋大学・吉崎悟朗教授が開発した革新的な生殖幹細胞操作技術「代理親魚技法」を活用して、食料問題の解決と生物多様性の保全を両立する次世代養殖魚を開発・生産することを目的に、2023年7月に創業しました。
主な実績:ちば起業家大賞、EYInnovative Startup 2024、NEDOディープテック・スタートアップ支援事業採択など。
- URL: https://sakana-dream.com/
- お問い合わせ先: 株式会社さかなドリーム広報担当 E-mail: info@sakana-dream.com
東京海洋大学発ベンチャーに関するお問い合わせ先
- 《ベンチャー認定に関すること》 東京海洋大学 財務部 研究推進課 Tel: 03-5463-4197 /E-mail: ke-ken@o.kaiyodai.ac.jp
- 《取材に関すること》 東京海洋大学 総務部 総務課 広報室 Tel: 03-5463-1609 /E-mail: so-koho@o.kaiyodai.ac.jp