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研究者の所属部署は、下記の所属欄をご確認ください。機構所属の教職員以外は、機構に電話でお問い合わせいただいてもお取り次ぎできません。技術相談などのお申し込みは海の相談室をご利用ください。また、宅配便等の送り先は、教職員・学生の所属先をご確認の上、そちら宛にお送りください。機構所属の教職員宛以外の荷物はお送りいただいても受領できません。
長井健容
NAGAI,Takeyoshi
准教授
03-5463-0460
tnagai アットマーク kaiyodai.ac.jp
*研究者への技術相談等は、「海の相談室」をご利用ください。
海洋環境科学部門
情報リテラシー(分担)
沿岸海洋学(分担)
環境システム科学実験
情報処理概論I
海洋生態物理学
黒潮、海洋フロント、海洋表層混合層、渦
・黒潮フロント域で卓越して起こるサブダクション
・黒潮フロント域で卓越して起こる乱流混合
・黒潮フロントの不安定を原因として発生する内部波について
・黒潮に栄養塩を供給する物理的メカニズムの解明
どんな研究ができるの?
私は、現在、学術振興会科学研究費補助金で、黒潮が生成する内部波に関する研究を実施しています。また、文科省プロジェクト(SKED)で、黒潮に栄養塩を供給する物理機構の解明を担当しています。このため、これに関する現場観測や数値モデルを実施しています。
卒論生・院生希望者のうち、これに関する研究はもちろんのこと、これに限らず広く海洋学の研究に興味がある学生、特に海洋物理をベースにして、それらが海洋生物や、海洋化学分野の物質輸送に及ぼす影響などに興味がある学生を大募集しています。詳しくは、研究のページを見て参考にしてください。
平成27年度は、JAMSTEC船舶を用いた大規模な共同研究航海に参加し、黒潮の横断・縦断観測を実施します。これらのデータを用いて卒論や修論の研究を行うことが可能です。平成28年度も同様にJAMSTEC船舶を用いた観測をJAMSTECの共同研究者と計画しています。また、黒潮の数値モデルを用いた研究も行っていますので、右図のような特定のプロセスに着目したモデルを使った研究を、観測と合わせて実施することも可能です。
卒論生・修論生の日々の過ごし方は?
卒論生も修論生も、資源環境動態学研究室のゼミに参加します。ゼミは、週に1回です。夏休みまでは、順番にそれぞれの研究に関連する論文の紹介を行います。卒論生は、和文か英文(英文が望ましい)の論文をスライドを用いて著者に変わって紹介します。修論生は、英文の論文を紹介します。
5月下旬には、海洋学実習3が実施されます。その実習時に取得したデータを、手分けして解析し、7月に発表会を実施しています。この時に、研究室の先輩などから作図や、データの解析について詳細に教わることができます。また、その他の研究航海に乗船する機会があります。特に共同研究航海に参加するれば、国内外の著名な海洋学者にコネクションをつくる機会が得られます。夏休み中あるいはその後、本人の研究の進捗を順番に発表します。
コアタイムはありませんが、進捗していないのに大学に来ないとなると困ります。何かわからないところがあれば、気軽に先輩や私に質問してください!じゃないと研究が全部上手くいっていると考えてしまいます。
科研費 新学術領域「海洋混合学の創設」(東大安田先生代表)黒潮源流が陸棚縁で生成する近慣性内部波と躍層における鉛直混合メカニズムの解明(海洋大代表長井)
文科省国家基幹研究開発事業「SKED 我が国の魚類生産を支える黒潮生態系の変動機構の解明(水産教育研究機構) 黒潮における栄養塩供給機構の解明(海洋大長井代表)」
若手A 研究代表者 黒潮前線が励起する近慣性内部波の発生・散逸と乱流混合メカニズムの解明
若手B 研究代表者 サブメソスケールで起こる黒潮続流域の栄養塩供給メカニズムの解明と定量
基盤B 共同研究者 微細構造観測グライダーを用いたフロントの動態とサブメゾスケール過程解明
長井健容
NAGAI,Takeyoshi
准教授
海洋環境科学部門
Postdoctoral Researcher, IGPP, UCLA, 2005 Aug.-2007 Mar.
Postdoctoral Research Associate, UMass Dartmouth, 2004-2005 July.
Tokyo University of Fisheries, Ph.D., 2004: (Surface Mixed Layer Dynamics and Phytoplankton Photoresponse).
Visiting Grad Student at School of Earth and Ocean Sciences, UVic, Canada, 2002.
Tokyo University of Fisheries, M. S., 2000
Tokyo University of Fisheries, B. S., 1998
JSPS Visiting Scholar, UMass Dartmouth, April 2010-March 2011 July.
Postdoctoral Researcher, IGPP, UCLA, 2005 Aug.-2007 Mar.
Postdoctoral Research Associate, UMass Dartmouth, 2004-2005 July.
Tokyo University of Fisheries, Ph.D., 2004: (Surface Mixed Layer Dynamics and Phytoplankton Photoresponse).
水産学博士 東京水産大学
Surface Mixed Layer Dynamics and Phytoplankton Photoresponse
日本海洋学会、日本水産海洋学会、AGU、ASLO、AMS
学会誌の査読, JGR, GRL、JPO等
長井健容
NAGAI,Takeyoshi
准教授
海洋環境科学部門
Homma, H., T. Nagai, K. Shimizu, H. Yamazaki, The early-winter mixing event associated with baroclinic motions in weakly stratified Lake Biwa, Inland Water.,In press, 2016
Nagai, T., R. Inoue, A. Tandon, H. Yamazaki, Evidence of enhanced double-diffusive convection below the main stream of the Kuroshio Extension, J. Geophys. Res 120, 8402–8421, doi:10.1002/2015JC011288, 2015
Nagai, T., M. Aiba, S. Clayton, 黒潮のマルチスケール栄養塩供給メカニズム, 海洋と生物,in press, 2015
Nagai, T.,黒潮フロント域の栄養塩供給, 沿岸海洋研究,53, 11–14, 2015
Nagai, T., N. Gruber, H. Frenzel, Z. Lachkar, J. C. McWilliams, G-K Plattner, Dominant Role of Eddies and Filaments in the Offshore Transport of Carbon and Nutrients in the California Current System, J. Geophys. Res,120, 5318–5341, 2015
Nagai, T., A. Tandon, E. Kunze, A. Mahadevan, Spontaneous generation of near-inertial waves by the Kuroshio Front, J. Phys. Oceanogr., 45, 2381–2406, 2015
Clayton, S., T. Nagai, M.J. Follows, Fine scale phytoplankton community structure across the Kuroshio Front, J. Plankton Res. 36, 1017-1030, 2014
Kokubu, Y., H. Yamazaki, T. Nagai, E. Gross, Mixing observations at a constricted channel of a semi-closed estuary: Tokyo Bay, Continental Shelf Research 69, 1-16, 2013
Auger, G., H. Yamazaki, T. Nagai, M. Kumagai C. Jiao, Hypolimnetic turbulence generation associated with superposition of large-scale internal waves in a strongly stratified lake: Lake Biwa, Limnology 13, 229-238, 2013
Nagai T. A. Tandon, H, Yamazaki, M. J. Doubell, S. Gallager, Direct observations of microscale turbulence and thermohaline structure in the Kuroshio Front, J. Geophys. Res. 117 DOI: 10.1029/2011JC007228, 2012
Nicolas Gruber, Zouhair Lachkar, Hartmut Frenzel, Patrick Marchesiello, Matthias M nnich,James C. McWilliams,Takeyoshi Nagai, Gian-Kasper Plattner, Eddy-induced reduction of biological production in eastern boundary upwelling systems, Nature, Geosciense , 4, 787-792, 2011
Ziarek, J. J., A. Nihongi, T. Nagai, M. Uttieri and J. R. Strickler, Seasonal adaptations of Daphnia pulicaria swimming behaviour: the effect of water temperature, Hydrobiologia, 661, 317-327, 2010
Nagai T. A. Tandon, H, Yamazaki, M. J. Doubell, Evidence of enhanced turbulent dissipation in the frontogenetic Kuroshio Front thermocline, Geophys. Res. Letter., 36, 2009
Takano A., Yamazaki H., Nagai T. Honda O., A Method to Estimate three-dimensional thermal structure from Satellite Altimatery Data, Journal of Atmospheric and Oceanic Technology, doi:10.1175/2009JTECHO669.1, 2009
Yamazaki H., Honma H., Nagai T., Doubell M. J., Amakasu K. Kumagai M., Multilayer biological structure and mixing in the upper water column of Lake Biwa during summer 2008, Limnology, 1439, 2009
Yamazaki H., Iwamatsu I., Hasegawa D., Nagai T., Chlorophyll patches observed in summer in the main stream of the Kuroshio, Atmosphere-Ocean, 2009
Nagai T., A. Tandon, N. Gruber, J. C. McWilliams, Biological and physical impacts of ageostrophic frontal circulations driven by confluent flow and vertical mixing, Dynamics of Atmospheres and Oceans, 45, 229-251, 2008
Nagai, T., A. Tandon, D. L. Rudnick, Two-dimensional ageostrophic secondary circulation at ocean fronts due to vertical mixing and large-scale deformation, J. Geophys. Res. 111, C0938, doi:10.1029/2005JC002964, 2006
Nagai, T., H. Yamazaki, H. Nagashima, L. H. Kantha, Field and numerical study of entrainment laws for surface mixed layer, Deep-Sea Res. II 52, 1109-1132, 2005
Nagai, T., H. Yamazaki, D. Kamykowski, A Lagrangian photoresponse model coupled with 2nd-order turbulence closure, Mar. Ecol. Prog. Ser. 265, 17-30, 2003
山崎, 長井 乱流と混合, In: 温暖化の湖沼学, 永田、熊谷、吉山 (Eds.), (永田, 熊谷, 吉山, eds.), 京都大学学術出版会, 2012.
Yamazaki, H., H. Burchard, K. Denman, and T. Nagai, One-dimensional mixed layer models, Encyclopedia of Ocean Sciences, Second Edition, Elsevier, 2007
Yamazaki, H., T. Nagai, How to do random walk right in eddy viscosity models, In Baumert H, Simpson J, Sundermann J, Marine Turbulence: Theories, observations and models (pg. 207-212). Cambridge University Press, 2005.
Nihongi Ai, Joshua J. Ziarek, Takeyoshi Nagai, Marco Uttieri, Enrico Zambianchi, J. Rudi Strickler, Daphnia Pulicaria Hijacked by Vibrio Cholera: Altered Swimming Behaviour and Predation Risk Implications, Zooplankton and Phytoplankton: Types, Characteristics and Ecology, NOVA publishers, 2011
長井健容
NAGAI,Takeyoshi
准教授
海洋環境科学部門
どんな研究ができるの?
私は、現在、学術振興会科学研究費補助金で、黒潮が生成する内部波に関する研究を実施しています。また、文科省プロジェクト(SKED)で、黒潮に栄養塩を供給する物理機構の解明を担当しています。このため、これに関する現場観測や数値モデルを実施しています。
卒論生・院生希望者のうち、これに関する研究はもちろんのこと、これに限らず広く海洋学の研究に興味がある学生、特に海洋物理をベースにして、それらが海洋生物や、海洋化学分野の物質輸送に及ぼす影響などに興味がある学生を大募集しています。詳しくは、研究のページを見て参考にしてください。
平成27年度は、JAMSTEC船舶を用いた大規模な共同研究航海に参加し、黒潮の横断・縦断観測を実施します。これらのデータを用いて卒論や修論の研究を行うことが可能です。平成28年度も同様にJAMSTEC船舶を用いた観測をJAMSTECの共同研究者と計画しています。また、黒潮の数値モデルを用いた研究も行っていますので、右図のような特定のプロセスに着目したモデルを使った研究を、観測と合わせて実施することも可能です。
卒論生・修論生の日々の過ごし方は?
卒論生も修論生も、資源環境動態学研究室のゼミに参加します。ゼミは、週に1回です。夏休みまでは、順番にそれぞれの研究に関連する論文の紹介を行います。卒論生は、和文か英文(英文が望ましい)の論文をスライドを用いて著者に変わって紹介します。修論生は、英文の論文を紹介します。
5月下旬には、海洋学実習3が実施されます。その実習時に取得したデータを、手分けして解析し、7月に発表会を実施しています。この時に、研究室の先輩などから作図や、データの解析について詳細に教わることができます。また、その他の研究航海に乗船する機会があります。特に共同研究航海に参加するれば、国内外の著名な海洋学者にコネクションをつくる機会が得られます。夏休み中あるいはその後、本人の研究の進捗を順番に発表します。
コアタイムはありませんが、進捗していないのに大学に来ないとなると困ります。何かわからないところがあれば、気軽に先輩や私に質問してください!じゃないと研究が全部上手くいっていると考えてしまいます。
海洋学者を目指す高校生、またそうでなくても海洋学に興味のある高校生の皆さんにとって、とてもためになる教育と研究を目指して日々精進いたします。是非、進学の際には、東京海洋大学をそして、本研究室をご検討ください。
研究者情報の更新については、別途ご案内いたします。