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研究者DB更新状況

東京海洋大学研究者DBの更新情報(過去60日間)です。
 黒瀬光一(2024-12-25)
 團重樹(2024-12-20)

氏名

藤正明 

読み

FUJI,Masaaki

役職

教授

TEL・FAX

E−mail


*研究者への技術相談等は、「海の相談室」をご利用ください。

ホームページ

所属部門

海事システム工学部門

担当科目

Topics in Maritime Linguistics (for seniors)
Natural Language and Linguistic Computation (for graduate students)

キーワード

動的文法理論 [Dynamic Model of Grammar], 連結詞脱落 [copula drop], 口語英語 [spoken English], 付加詞 [additive particle], 範疇感応型等位接続詞 [category-sensitive coordinator], 主要部内在型関係節 [Internally Headed Relative Clause]

研究テーマ・活動内容

【Research and Teaching Interests】
・Theoretical Linguistics
・English Linguistics
【Current Research Topics】
・Syntax-phonology interface
・Syntax-semantics interface
・Dynamic Model of Grammar
・Internally headed relative clauses in Japanese and other languages
・Category-sensitive coordinators in English and other languages
・Truncated register in English
・Copula Drop in English and other languages

SDGsと関係する研究テーマ

言語普遍特性(linguistic universals)の解明

研究と関係するSDGs項目

自己アピール

技術相談対応分野

共同研究の希望課題

科研費等研究テーマ

・2012年度〜2015年度 基盤研究(C) 一般 「海事英語における短縮レジスターの一般性と特殊性(Generality and Specificity of the Truncated Register in Maritime English)」(課題番号 24520533)
・2019年度〜2021年度 基盤研究(C) 一般 「動的文法理論による領域横断的な繋辞分布制約の解明(An Investigation into Cross-Domain Constraints on Copula Distribution from a Dynamic Perspective)」(課題番号 19K00683)

講演テーマ

・2018年「動的な構文拡張の基盤としての名詞句:付加的不変化詞から等位接続詞へ」 (第36回日本英語学会シンポジウム「名詞句を巡る拡張の諸相」)

特記事項


氏名

藤正明 

読み

FUJI,Masaaki

役職

教授

所属部門

海事システム工学部門

学歴

Ph.D.(linguistics)、Rutgers, The State University of New Jersey

経歴

学位

Ph.D.(linguistics)、Rutgers, The State University of New Jersey

学位論文

Syntax and Semantics of Concealed Causative Constructions in Japanese. Ph.D. dissertation, Rutgers University, 2003.

所属学会と役職など

・Linguistic Society of America
・Linguistic Society of Japan [日本言語学会]
・English Linguistic Society of Japan [日本英語学会]
・The Society of English Grammar and Usage [英語語法文法学会]

社会活動

・水先人英会話試験試験官(国土交通省)
・青山学院大学非常勤講師(科目 [Courses]:言語学 [Introduction to Linguistics]、言語学特講 [Topics in Linguistics])

受賞歴等


氏名

藤正明 

読み

FUJI,Masaaki

役職

教授

所属部門

海事システム工学部門

主要論文

2020. 「口語英語における連結詞脱落に課せられた制約 (Constraints on Copula Drop in Spoken English)」『東京海洋大学研究報告 (Journal of the Tokyo University of Marine Science and Technology』第16巻 (Vol. 16), 53-63.

2010. "On Internally Headed Relative Clauses in Japanese and Navajo," in Journal of the Tokyo University of Marine Science and Technology, Vol. 6, pp. 47-58.

2003. "'Except' and 'Except for': A Diachronic Perspective," in Empirical and Theoretical Investigations into Language: A Festshirift for Professor Masaru Kajita, ed. by Shuji Chiba et. al., 125-137. Kaitakusha.

1998. "Temporal Interpretation of Internally Headed Relative Clauses in Japanese," in Ruling Papers 1, 75-91.

著書


氏名

藤正明 

読み

FUJI,Masaaki

役職

教授

所属部門

海事システム工学部門

研究室紹介

Natural Language Informatics Lab [自然言語情報学研究室]
Our primary research questions in theoretical linguistics are the following: what the linguistic system in our brain is and how it works. [脳に実在する言語システムとは何か、そしてそれはどのように働いているのかを理論言語学レベルで解明するための研究を行なっている。]

卒研希望者等へのメッセージ

中学から大学まで、学校では標準英語を学んできた。書籍や論文で使われるのがこの標準英語であるから、標準英語で書かれた文章を読む能力、及び自らも標準英語で文章を書くことができる能力を育てることは、大学生にとって大切であることは言うまでもない。しかし、実際に日常生活で使われている英語には、標準英語だけではなく、短縮英語も存在している。短縮英語とは、口語英語や新聞のヘッドライン等、時間が限られた口頭でのやり取りの場合、もしくは書き込む書類のスペースに余裕がない場合、標準英語から機能語(冠詞・be動詞・助動詞・代名詞など)を省略する文法を持った英語である。特に、航海士として外航船で働く場合、標準英語の能力に加えて、短縮英語の能力も必要である。それは、船上での口頭による命令・応答・報告などは短縮英語で行われることが多いし、航海日誌を書く場合も、短縮英語を使うからである。では、短縮英語ではいつでも好きなように機能語が省略できるのであろうか。実はそうではない。例えば、世界中の船員にとって口語英語の標準となるSMCPでは、主語がビクトリア号のような船名の場合は、be動詞を省略する言い方を推奨している(cf. "MV Victoria on fire!)が、その一方で、主語が人称代名詞の場合、常に、主語を省略しない例文を載せている (cf. "I am on fire!)。この対比は決して偶然の産物ではなく、何人もの英語母語話者への実験で、代名詞主語を持つ定形のbe動詞は省略できないという制約の存在が明らかとなっている。本研究室では、このような短縮英語に課せられた制約を発見し、さらに、そのような制約がどのようにして成人母語話者の文法の一部を形成するに至ったのかという疑問に答えるための研究を、動的文法理論(Dynamic Model of Grammar, cf. Kajita 1977 etc.)の観点から、行っている。

受験生へのメッセージ


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