水産海洋イノベーションオフィサ(IOF) 育成プログラムは、三陸沿岸地域を水産海洋産業の復興とイノベーションの場ととらえ、研究支援人材をリサーチ・アドミニストレータ(URA) として採用し、水産海洋分野に特化した高度研究支援人材(水産海洋イノベーションオフィサ、水産海洋IOF)へと育成する事を目的としています。 プログラムの概要
- 代表機関:東京海洋大学(産学・地域連携推進機構)
- 共同実施機関:岩手大学(三陸復興推進機構)
- 北里大学(海洋生命科学部)
【水産海洋コンソーシアムの構築】 東京海洋大学、岩手大学及び北里大学は、平成23 年度に連携協定を締結し、三陸水産業の復興と地域の持続的な発展に向けて研究活動に取り組んできました。本事業では、3大学により水産海洋イノベーションコンソーシアムを立ち上げ、教育研究活動における連携を深め、水産海洋IOFの育成体制の構築を目指します。三陸地域に位置する大学と首都圏に位置する大学ならびに公設試等からなる水産海洋イノベーションコンソーシアムの整備により、URA人材のための適切かつ安定的な雇用を確保するとともに、研究機関に循環的に配置することで複数の研究機関における経験、研修等の機会を提供します。 【水産海洋IOFの育成】 採用されたURA人材は、資源の増養殖、保全、管理から生産、流通、消費までを一気通貫する最先端の研究開発のプロジェクトに従事し、他の研究機関、地域の企業団体等と密接に連携しながら、水産海洋IOFとして高度の専門職化と弾発力に富むキャリアアップを図ります。また、水産海洋分野に特化した研究支援人材育成のため、既存のURA 標準スキルを含む水産海洋IOF研修プログラムを構築し、持続的な人材育成を行います。 本プログラムを通し、わが国の水産業のイノベーションと持続的発展を先導する専門性の高い研究支援人材育成の仕組みづくりを目指します。