四方を海に囲まれたわが国では、物を運んだり、食料を調達したり、レジャーの場として利用したりと海洋からの恵みを享受してきました。近年、海洋再生可能エネルギー発電や海底資源掘削など新たな利活用が試みられています。今年度の東京海洋大学海洋工学部の公開講座では「海水を利用した次世代発電技術」と題して、最近、国がモーリシャスで調査を進める等の実用化が急速に進んでいる海洋温度差発電の最前線について、実際に海洋発電が実用化された際に期待される海上ワイヤレス給電について、及び海水由来の温泉水を利用した地熱発電で問題となる湯の花について講演いたします。本学の受験を考えている方、海洋に興味をお持ちの方等、奮ってお申し込みください。

実施日時:2022年11月19日(土)10:00-16:30

実施会場:オンライン配信(途中参加可)

参加申し込み方法:リンク先のページから参加申し込みをお願いします。
https://www.kaiyodai.ac.jp/events/general/202211141700.html

講義・施設見学

〇講義 10:00~12:00 14:10~16:20
・「カーボンニュートラル社会への貢献を目指した海洋温度差発電の挑戦」
佐賀大学 海洋エネルギー研究センター
所長、教授 池上 康之

・「海上および海中ワイヤレス給電による電気エネルギー伝送技術の革新」
東京海洋大学 海洋電子機械工学部門
助教 米田 昇平

・「海水由来の温泉水を用いた発電:湯の花の付着を抑制する技術開発の最前線」
東京海洋大学 海洋電子機械工学部門
准教授 盛田 元彰

〇バーチャル施設見学  13:00~14:00(昼休み後)
*練習船「汐路丸」など、本学研究施設の紹介動画の視聴と質疑応答による疑似施設見学

〇閉校式  16:20~16:30