平成 26 年度の水産海洋IOFプログラム活動の一環として、気仙沼市の魚市場や水産加工会社、各種養殖場の視察を行いました。本視察には、フランスより3名の専門家を講師として招き、5名のURAと各大学のアドバイザー、コーディネーターとともに国際的な視野をふまえながら、三陸地方の課題や可能性についての活発な情報交換を行いました。
気仙沼市の主要養殖種目であるワカメ、カキ、ホタテ等の養殖場や水産加工会社などをまわり、水産業の実情や現場の生の声をお聞きして、そういった現場の声は、水産海洋分野の研究を行う際に「核」となる情報であることを再確認しました。今回の現場訪問を通して、新しい研究課題の発見はもとより、大学と地域あるいは民間企業とどのような連携の形をとり、研究成果をどう事業へと活かしていくのか、改めて考える機会となりました。
本視察で見出された研究課題については、平成 27 年度以降の研究支援活動課題と位置付け、大学や専門機関に所属する研究者への情報公開と研究資金の獲得支援を行っていく予定です。
詳しくは、平成26年度水産海洋イノベーションオフィサ報告書(PDF形式)をご覧ください。