文部科学省・科学技術人材育成費補助事業「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業」研究支援人材育成プログラムの採択を受け、東京海洋大学、岩手大学および北里大学の 3 大学が連携し、新たな高度研究支援人材(水産海洋イノベーションオフィサ(IOF))の育成に取り組んでいます。

 

事業の一環として下記の研修を開催いたしました。

 

研修名:合意形成

期間: 平成27年8月3日~5日(3日間:合宿形式)

場所: 水産海洋IOF育成プログラム推進室 (@気仙沼市)

講師: 豊田 光世(東京工業大学グローバルリーダー教育院特任准教授)

参加者:東京海洋大学URA3名、岩手大学URA1名、北里大学URA1名のほか、自治体関係者、大学関係者、企業関係者

研修内容:

1.  合意形成の目的

合意形成の目的と役割について、公共事業における市民参加と協働の推進という背景を踏まえて学ぶ。合意形成はどのような場面で必要になるのか、誰が話し合いの場づくりを担うのかなど、事例をもとに整理し、合意形成のキーコンセプトを学ぶ。

2. フェーズ分析とステークホルダー分析

合意形成にはいくつかのフェーズがあり、話し合いの場づくりの条件がフェーズによって異なる。事例のフェーズ分析を行うとともに、ステークホルダーを整理して、どのような話し合いの場が必要かを考察する。

3. 話し合いのメソッドとツール

状況に応じて適切な話し合いの環境を整えるために、(1)空間レイアウト、(2)コミュニケーションメソッド、(3)コミュニケーションツールを学ぶ。